@rabirgoです。
さて、最後に効果を計測。体感的には十分な速度になりました。
起動時間をストップウォッチで計測
元々起動が遅いのが換装の動機なので、起動時間を計測します。
- 電源ボタンON
- ログイン(ラップ1)
- スタートアップ時に起動しているアプリが使える状態になる(停止)
までを手動で計測してます。スタートアップに登録しているアプリは20ぐらい。詳細は割愛。
換装前(内蔵HDD)

さすがに6分は長い…。帰宅→電源ON→ログイン→風呂って感じでした。ログイン画面まで1:18かかってます。(ラップ2は押し間違い)
FireWire800でSSD接続(ターゲットディスクモードで起動)

かなり早くなりました。ログイン後、さくさくアプリが立ち上がっていきます。
内蔵HDDをSSDに換装

ログイン画面までの秒数(ラップ1)がFireWire800より遅いですが、手動停止による誤差でしょう。ログイン後のアプリ立ち上げは、内蔵した方が20〜30秒早くなってます。
Disk Speed Test で計測
定番のこちらのソフトで計測。
Blackmagic Disk Speed Test
カテゴリ: ビデオ
価格: 無料
換装前(内蔵HDD)
スクリーンショット紛失。。
こちらの記事の、「7,200rpm HDD iMac 21.5インチ 2.5GHz/Intel Core i5 (Mid 2011)」と同じぐらいだったと記憶。
Blackmagic Disk Speed Test マック速度合戦 – マック マッハワン
FireWire800でSSD接続(ターゲットディスクモードで起動)
Time MachineのバックアップをSSDへ復元してから、FireWire800で接続して起動。

理論値は 800Mbps(bit per second) なので、byteに換算すると 800 / 8 で 100Mbps。理論値の80%弱。
これが外付けではなく換装に向かった動機。普段使う分には特に問題なかったんだけど、この結果を見るとやっぱりねぇ。HDDより遅い。
ちなみに、HDDより読み書きは遅いのに起動が速くなったのはこちらの記事で言及されている理由のようです。(今回 換装するにあたって、こちらの記事には大変お世話になりました)
FW800 + SSD + BOOT owc mercury on-the-go pro
なぜ FireWire の方が体感で強烈に速いのか、理由を今回購入したケースの販売元OWCの方に聞いてみたところ「最高速度80キロの車と110キロの車のレースでは、110キロ出せる方が有利と思いきや、80キロの方が0.1秒で80キロに達するなら、そちらが勝つでしょ?」と言われました。ランダムアクセスが得意なSSDはFireWireがボトルネックだとしても内蔵HDDよりかなり高速です。
短い距離(小さいファイルサイズ)ならそうかも。長い距離(大きいファイルサイズ)だと110km/hに追いつかれて、コピー完了までの時間が長くなるんだろうなと認識。
内蔵HDDをSSDに換装
ターゲットディスクモードで起動が確認できているSSDを、そのまま内蔵HDDと取り替え。

私は動画などの大きいファイルを扱わないので特に恩恵はないんだけど満足。
おまけ:SSDをUSB3.0で接続
MacBook Air (11-inch, Mid 2012)は USB3.0 対応なので、ターゲットディスクモードで起動してみました。

内蔵した場合に近い速度。これなら外付けでもいいんだけどね。iMac (27-inch, Mid 2010)は USB2.0 と FireWire800 というのが痛い。
ファンの制御について
速度はイメージしていたぐらいのパフォーマンスになって満足!ってことで話は終了。
前の記事で「温度センサーは余ります」と書いていて、その対応を書いてなかったので補足。結論としては無料で使える「Macs Fan Control」を使ってます。
Macs Fan Control – control fans of any Mac & Boot Camp! | CRYSTALIDEA Software
事前の調査では「HDD Fan Control」というシェアウェアが定番っぽい雰囲気だったので、数百円なら買っとこうと思ったらなかなかのお値段(2014/02/11 時点で ¥3,696)だったので見送りました。
あとは「smcFanControl」あたりですかね。こちらも無料ですが、何となく Macs Fan Control をチョイス。
ファンの暴走は起こるのか?
とりあえず様子見というかファンの暴走ってどんなもんだろう?と興味があったので、起動して特に何もせず使ってました。起動直後から回りまくるのかな?と思ったらそうでもなかったし。
あと、OSのバージョンアップによって「SSDと認識したら温度センサーを無視する」みたいな制御になったりしてないかなと思ったんですよね。出来れば常駐アプリを増やしたくない。(コマンドで制御出来ないのかと思ったけど見つけきれず)
しばらくすると…やっぱり来た
起動して数分は良かったんですが、ファンが音を立てて回り始めました。きっかけは不明。仕方なく上述のアプリをインストール。
Macs Fan Controlの設定:ファンの制御方法
初期値は「自動」ですが、適当な値で固定しました。1095という値には特に根拠ありません。


まとめ
3回に分けてiMac (27-inch, Mid 2010)の内蔵HDD→SSD換装をレポートしました。
大容量のSSDはまだ値段が高めで、買うときは少し躊躇します。が、PC買い替えよりは出費が少ないし、ハードウェアの勉強にもなったので換装して良かったです。今なら増設もいけそうな気がする。
これであと2年ぐらい買い替えなくていいかなという感じ。「新しいPCが欲しいけど、買い替えるにはまだ早いかな」という方には、SSD への換装はオススメです! 換装自体は、やってみればたいしたことありません。
Windows マシンも SSD に換装して快適に使ってます。機種にもよりますが、換装は非常に楽。Mac の Time Machine のような管理はしてないので、OS の移行はちょっと面倒だけど。
会社のPC(DELL Latitude E5510 / Windows 7)をSSDに換装した! | Rabirgo
私自身は、まだ Mac mini + 23インチ2枚という構成への興味を持ってるので、今後 環境の変化があればまた考えます。
いじょ。
P.S.
SSD購入後に知ったのですが、ハイブリッドHDD なるものがあるとか…!(常識?)
今ならこれ使うな。。