Rebuild.fm エピソード 275 を聴いて、Alfred の使い方を見直してみようと思い立ちました。
Alfred について簡単な説明と、エピソードでお話しされてたことを自分の環境(macOS)に適用してみようと思います。
Alfred について
Alfred はランチャーアプリ
Alfred is an award-winning app for macOS which boosts your efficiency with hotkeys, keywords, text expansion and more. Search your Mac and the web, and be more productive with custom actions to control your Mac.
(DeepL 翻訳)
Alfredは、ホットキー、キーワード、テキスト展開などで効率を高めるmacOS用の受賞歴のあるアプリです。Macやウェブを検索したり、Macをコントロールするためのカスタムアクションでより生産的になります。
多機能なランチャー、という説明で良いんでしょうか。
ランチャーとは何かを起動してくれるソフトです。
ランチャーには何かを少ない手順で起動するという意図を含んでると思います。
私にとっては様々な macOS の操作を キーボードのみで起動 できるようにしてくれるソフトという位置付けで、複数の手順を自動化してくれるありがたいアプリでもありますね。
Alfred のバージョン
私が使ってるのは Alfred 3 で一つ前のバージョンです。
追加課金すれば Alfred 4 にアップグレードできるようですが、
今のところは必要性がないので Alfred 3 で話を進めます。
なお macOS には Spotlight という機能があるので事足りてる人はわざわざ Alfred を使う必要はないと思います。
私は数年前に Alfred の記事を読んで、
「Alfred は Spotlight 検索でできないこともできるようになるソフト」
と判断してインストール、課金しました。
とはいえ早々に飽きてそんなに使いこなせてない自覚があるので、Rebuild.fm のエピソードをきっかけに見直してみようと思ったわけです。
Alfred のごく基本的な使い方
私が一番使うのはアプリの起動です。

あと、ファイルを開く場合(Finder から探すのめんどくさい)や、辞書がわり(ネットで検索するのめんどくさい)、簡易な計算をする際の電卓として使ってます。
これらは Spotlight でもできますね。
PowerPack(追加課金), Workflow
PowerPack という有料のオプションを購入すれば、Workflow と呼ばれるプログラムでさらに複雑な操作もできるようになります。

Workflow は自分で組まなくてもどこかの誰かが公開してくれているものをインポートして使うこともできるので、探して使ってみるのも楽しみの一つになりますね。
探すのが大変なので、お勧めの Workflow をまとめたページを探してみるといいかもしれません。ぱっと見こちらの記事が便利そうです。
今回は Rebuild.fm で話題になった Workflow を扱います。
Workflow の例
ちなみに私がよく使う Workflow は、テキスト選択した URL を bit.ly 短縮 URL にして、クリップボードにコピーしてくれる操作です。

Workflow に対してはキーボードショートカットを割り当てることができます。
私は F1 を割り当ててます。
- URL を選択する
- F1 押下
これでクリップボードに短縮 URL がコピーされるようにしています。
Alfred の Workflow なしだとこのような操作になります。
- URL を選択してコピーする
- bit.ly のサイトを開く
- URL を貼り付けする
- 短縮された URL をコピーする
など。手数が多くなります。
URL 短縮は Chrome 拡張機能もあったりしますけど、ブラウザ(Chrome)のタブで表示しているページの URL しか短縮できないかと思います。
(インストールしてないので挙動が確認できませんが)
Alfred + Workflow ならブラウザでなくても、テキストエディタ上の URL でもすぐに短縮 URL を得ることができます。
Rebuild.fm での Alfred 活用
前置きが長くなってしまいましたが higepon さんと miyagawa さんが話してた Alfred の活用について、エピソードを聴き直してまとめました。
- Google Drive 検索
- Airpods 接続先切り替え(スマホ -> 自宅 Mac)
- クリップボード履歴
- Zoom ログイン(miyagawa さん自作)
- emoji serch
- ウィンドウ配置
これらが自分の環境に適用できるか見てみます。
いくつか専用のアプリを使ってるので、Alfred の機能で事足りればアプリはアンインストールして減らしたいと思ってます。
Google Drive 検索
私は今のところめんどくさいと思ったことないですけど、確かにブラウザから Google Drive のページ開いてアクセスするのはめんどくさいですね。
こちらのサイトを参考にさせてもらってインストールしてみます。
しかし・・・

うーん。ログインできません。。
急いでないので諦めます。何だろうな。
Airopods 接続先切り替え
Workflow 検索して入れるだけ入れてみました。
3つほど試したんですが、どれも切り替えできず。
Alfred 4 が必要なのかもしれません。

miyagawa さん は Alfred 3 を使ってて、homebrew で bluetooth utility みたいなツールを入れて使ってるとおっしゃってました。
これかな?
私は macports でインストール。
(Catalina にしてから macports のメンテナンスしてなかったのでメンテナンスも合わせて実施)
コマンドの使い方が正しいか分かりませんが、一度 macOS に AirPods Pro を接続した後に
blueutil --recent
で ID を見つけてから接続すると良さそうです。
blueutil --connect XX-XX-XX-XX-XX-XX
これを実行する Workflow 作っておいて

Alfred で起動するのかな?

不格好ですけど iMac に AirPods Pro 接続できました!
クリップボード履歴
今使ってるアプリはこちら。

数あるクリップボード履歴管理アプリの中で Clipy を使い始めた理由は覚えてないんですけど、スニペット機能もあるようなのでおそらくクリップボード履歴とスニペットをまとめたかったんだと思われます。スニペットは使わずじまい。
私はクリップボード履歴ウィンドウを出現させる(Clipy を起動する)のに Ctrl + Shift + V のグローバルショートカットを割り当ててるので、Clipy のショートカット を削除して Alfred の設定を変更。

求めてることとしては単純。
クリップボードの履歴からテキストを選択して貼り付けすることです。

できました。
ほぼ同じ動作が Alfred で実現しそうなのでこれは置き換えしますかね。
宮川さんはスクショをクリップボードにまとめて撮って、あとで履歴から貼り付けるという使い方をしてるとおっしゃってました。
先に挙げた画像のように設定しておけば、画像もクリップボード履歴から選択することができます。
Zoom ログイン
Zoom あまり使わないのでスルーします。
宮川さんオリジナルのコードとのこと。これですね。
Wrote a little script to open Zoom URL in the current event on my google calendar. Assigning this with Alfred global shortcut: https://t.co/3SObQ5K2AR
— Tatsuhiko Miyagawa (@miyagawa) May 21, 2020
gcalcli という Python ベースのツール?が必要みたいです。
Emoji Search
こちらでまとまっているようです。
いくつか種類があるようですが、一番簡単にインストールできそうなこちらを。

できました。
あんま使わないかなと思ったけど、意外に使うかも・・。
スニペット
ちょっと Alfred から話が逸れますが、いま TextExpander を使ってるので Alfred のスニペット置き換えるか悩んでます。
TextExpander はサブスクリプションで年間40ドルくらい支払ってます。
自分が使ってる TextExpander の魅力としては
- JavaScript の処理結果を出力として使えること
- iPhone / iPad の一部アプリでも使えること
です。一部アプリとは、Ulysses などですね。
前者はもういいかなと思ってるんですが、iPad の Ulysses でスニペットが使えなくなるのは痛い。
単語登録に置き換える案もあるけど変数使えないので難しい。
Alfred が iOS / iPadOS にも対応してくれればいいんですけどね。。
ちなみに iOS / iPadOS にも Alfred アプリがありますが、これは macOS 版と同様の機能を提供するものではなくて デスクトップの Alfred を iPhone で操作したりする ためのアプリみたいです。
リモコンみたいな位置付けですね。私は使ってません。
前置きが長くなってしまいましたが、Alfred の snippet が使えることだけ確認しました。

スニペットの設定はテストなので適当です。日付のフォーマットは豊富ですね。
Placeholder はこちらにまとまってました。
スニペットの動作がイメージできない方は、こちらのページの gif を参照されてみてください。
ウィンドウ配置
これもすでに別のアプリを使っていて、私は Better Touch Tool を使ってます。
種類が豊富なのとショートカット割り当てできるのが良いです。

エピソード内で宮川さんがおっしゃっていた magnet も有名ですね。
Alfred では div という Workflow が見つかりました。
できました。

三分の一がなさそう。自分でカスタマイズして増やす必要があるかな?
あと、ショートカットの割り当てもちょっとめんどくさいかな。馴染むように変えたりするから設定しやすい方がいい。
これは BetterTouchTool のままかな。
さいごに
試してみた結果、クリップボード履歴アプリ(Clipy)は Alfred に置き換えられそうです。
スニペットは TextExpander から脱却できるかどうか・・。今のところは不可。
脱却できれば TextExpander へのお布施($39.96 USD / 年)が不要になるので嬉しいんですけどねぇ。
ウィンドウ配置は Workflow カスタマイズすれば出来そうな気がしますが、
BetterTouchTool から乗り換えるメリットが少ない(ツールが一つ減るけど逆にメンテナンスコストが高くなる)のでそのままにします。
また Workflow 探してみて、便利そうな Workflow あれば紹介します!