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Rebuild.fm で話題になった Alfred の機能を試す【macOS】

Rebuild.fm エピソード 275 を聴いて、Alfred の使い方を見直してみようと思い立ちました。

Taro Minowa さんをゲストに迎えて、GitHub, 汎用AI, Alfred, Twitter, Netflix, 低温調理などについて話しました。

Alfred について簡単な説明と、エピソードでお話しされてたことを自分の環境(macOS)に適用してみようと思います。

Alfred について

Alfred はランチャーアプリ

Alfred is a productivity application for macOS, which boosts your efficiency with hotkeys, keywords and text expansion. Search your Mac and the web, and control your Mac using custom actions with the Powerpack.

Alfred is an award-winning app for macOS which boosts your efficiency with hotkeys, keywords, text expansion and more. Search your Mac and the web, and be more productive with custom actions to control your Mac.

(DeepL 翻訳)
Alfredは、ホットキー、キーワード、テキスト展開などで効率を高めるmacOS用の受賞歴のあるアプリです。Macやウェブを検索したり、Macをコントロールするためのカスタムアクションでより生産的になります。

多機能なランチャー、という説明で良いんでしょうか。
ランチャーとは何かを起動してくれるソフトです。
ランチャーには何かを少ない手順で起動するという意図を含んでると思います。

私にとっては様々な macOS の操作を キーボードのみで起動 できるようにしてくれるソフトという位置付けで、複数の手順を自動化してくれるありがたいアプリでもありますね。

Alfred のバージョン

私が使ってるのは Alfred 3 で一つ前のバージョンです。

追加課金すれば Alfred 4 にアップグレードできるようですが、
今のところは必要性がないので Alfred 3 で話を進めます。

なお macOS には Spotlight という機能があるので事足りてる人はわざわざ Alfred を使う必要はないと思います。

Spotlight を使えば、Mac 上の App、書類、その他のファイルを探せます。Spotlight の検索候補機能を使って、ニュース、スポーツ、映画、天気などの情報を入手することもできます。

私は数年前に Alfred の記事を読んで、

「Alfred は Spotlight 検索でできないこともできるようになるソフト」

と判断してインストール、課金しました。

とはいえ早々に飽きてそんなに使いこなせてない自覚があるので、Rebuild.fm のエピソードをきっかけに見直してみようと思ったわけです。

Alfred のごく基本的な使い方

私が一番使うのはアプリの起動です。

あと、ファイルを開く場合(Finder から探すのめんどくさい)や、辞書がわり(ネットで検索するのめんどくさい)、簡易な計算をする際の電卓として使ってます。

これらは Spotlight でもできますね。

PowerPack(追加課金), Workflow

PowerPack という有料のオプションを購入すれば、Workflow と呼ばれるプログラムでさらに複雑な操作もできるようになります。

Workflow は自分で組まなくてもどこかの誰かが公開してくれているものをインポートして使うこともできるので、探して使ってみるのも楽しみの一つになりますね。

Extend Alfred with immensely powerful workflows; Boost your productivity and speed up repetitive tasks. Import workflows created by the community, or create your own with hotkeys, keywords and actions.

探すのが大変なので、お勧めの Workflow をまとめたページを探してみるといいかもしれません。ぱっと見こちらの記事が便利そうです。

Macの初期設定で最初に入れるアプリがAlfred3という程Alfredが好きです。業務でとても助けられている、おすすめAlfredワークフローを紹介します。1. Quick TranslateGoogle翻訳を手軽にA...

今回は Rebuild.fm で話題になった Workflow を扱います。

Workflow の例

ちなみに私がよく使う Workflow は、テキスト選択した URL を bit.ly 短縮 URL にして、クリップボードにコピーしてくれる操作です。

Workflow に対してはキーボードショートカットを割り当てることができます。
私は F1 を割り当ててます。

  • URL を選択する
  • F1 押下

これでクリップボードに短縮 URL がコピーされるようにしています。

ブラウザのアドレスバーでURLを選択してF1を押した例ブラウザのアドレスバーでURLを選択してF1を押した例

Alfred の Workflow なしだとこのような操作になります。

  • URL を選択してコピーする
  • bit.ly のサイトを開く
  • URL を貼り付けする
  • 短縮された URL をコピーする

など。手数が多くなります。

URL 短縮は Chrome 拡張機能もあったりしますけど、ブラウザ(Chrome)のタブで表示しているページの URL しか短縮できないかと思います。
(インストールしてないので挙動が確認できませんが)

Alfred + Workflow ならブラウザでなくても、テキストエディタ上の URL でもすぐに短縮 URL を得ることができます。

Rebuild.fm での Alfred 活用

前置きが長くなってしまいましたが higepon さんmiyagawa さんが話してた Alfred の活用について、エピソードを聴き直してまとめました。

  • Google Drive 検索
  • Airpods 接続先切り替え(スマホ -> 自宅 Mac)
  • クリップボード履歴
  • Zoom ログイン(miyagawa さん自作)
  • emoji serch
  • ウィンドウ配置

これらが自分の環境に適用できるか見てみます。

いくつか専用のアプリを使ってるので、Alfred の機能で事足りればアプリはアンインストールして減らしたいと思ってます。

Google Drive 検索

私は今のところめんどくさいと思ったことないですけど、確かにブラウザから Google Drive のページ開いてアクセスするのはめんどくさいですね。

こちらのサイトを参考にさせてもらってインストールしてみます。

しかし・・・

うーん。ログインできません。。

急いでないので諦めます。何だろうな。

Airopods 接続先切り替え

Workflow 検索して入れるだけ入れてみました。

3つほど試したんですが、どれも切り替えできず。
Alfred 4 が必要なのかもしれません。

miyagawa さん は Alfred 3 を使ってて、homebrew で bluetooth utility みたいなツールを入れて使ってるとおっしゃってました。

これかな?

CLI for bluetooth on OSX: power, discoverable state, list, inquire devices, connect, info, … - toy/blueutil

私は macports でインストール。
(Catalina にしてから macports のメンテナンスしてなかったのでメンテナンスも合わせて実施)

コマンドの使い方が正しいか分かりませんが、一度 macOS に AirPods Pro を接続した後に

blueutil --recent

で ID を見つけてから接続すると良さそうです。

blueutil --connect XX-XX-XX-XX-XX-XX

これを実行する Workflow 作っておいて

Alfred で起動するのかな?

不格好ですけど iMac に AirPods Pro 接続できました!

クリップボード履歴

今使ってるアプリはこちら。

シンプルでありながら、重宝する便利なアプリ

数あるクリップボード履歴管理アプリの中で Clipy を使い始めた理由は覚えてないんですけど、スニペット機能もあるようなのでおそらくクリップボード履歴とスニペットをまとめたかったんだと思われます。スニペットは使わずじまい。

私はクリップボード履歴ウィンドウを出現させる(Clipy を起動する)のに Ctrl + Shift + V のグローバルショートカットを割り当ててるので、Clipy のショートカット を削除して Alfred の設定を変更。

 

求めてることとしては単純。
クリップボードの履歴からテキストを選択して貼り付けすることです。

できました。

ほぼ同じ動作が Alfred で実現しそうなのでこれは置き換えしますかね。

宮川さんはスクショをクリップボードにまとめて撮って、あとで履歴から貼り付けるという使い方をしてるとおっしゃってました。

先に挙げた画像のように設定しておけば、画像もクリップボード履歴から選択することができます。

Zoom ログイン

Zoom あまり使わないのでスルーします。

宮川さんオリジナルのコードとのこと。これですね。

gcalcli という Python ベースのツール?が必要みたいです。

Emoji Search

こちらでまとまっているようです。

Alfred4で簡単に絵文字が入力できるらしい!しかも無駄にディープラーニングやってるとか(alfred-emoj) ↓違うワークフロー(alfred-emoji)に変更こっちのほうが新しい、インストール簡単、使い方もわ...

いくつか種類があるようですが、一番簡単にインストールできそうなこちらを。

Alfred workflow for searching and copying emoji. Contribute to jsumners/alfred-emoji development by creating an account on GitHub.

できました。

あんま使わないかなと思ったけど、意外に使うかも・・。

スニペット

ちょっと Alfred から話が逸れますが、いま TextExpander を使ってるので Alfred のスニペット置き換えるか悩んでます。

TextExpander はサブスクリプションで年間40ドルくらい支払ってます。

自分が使ってる TextExpander の魅力としては

  • JavaScript の処理結果を出力として使えること
  • iPhone / iPad の一部アプリでも使えること

です。一部アプリとは、Ulysses などですね。

前者はもういいかなと思ってるんですが、iPad の Ulysses でスニペットが使えなくなるのは痛い
単語登録に置き換える案もあるけど変数使えないので難しい。

Alfred が iOS / iPadOS にも対応してくれればいいんですけどね。。

ちなみに iOS / iPadOS にも Alfred アプリがありますが、これは macOS 版と同様の機能を提供するものではなくて デスクトップの Alfred を iPhone で操作したりする ためのアプリみたいです。

リモコンみたいな位置付けですね。私は使ってません。

前置きが長くなってしまいましたが、Alfred の snippet が使えることだけ確認しました。

スニペットの設定はテストなので適当です。日付のフォーマットは豊富ですね。
Placeholder はこちらにまとまってました。

Use placeholders in workflows and snippets to add dynamic content

スニペットの動作がイメージできない方は、こちらのページの gif を参照されてみてください。

Save your frequently used text clips and paste them automatically using a keyword or browse them in the Snippets Viewer

ウィンドウ配置

これもすでに別のアプリを使っていて、私は Better Touch Tool を使ってます。

種類が豊富なのとショートカット割り当てできるのが良いです。

エピソード内で宮川さんがおっしゃっていた magnet も有名ですね。

‎1つのアプリから別のアプリへ移動し、横に並べたりマルチタスクでデータを比べたりするとき、全てのウインドウの位置を調節する必要があります。Magnetはこの処理を極めてシンプルに行います。端にドラッグして画面半分にウインドウサイズを変更。ウインドウを角へ向かってドラッグすると、4分割になります。画面下へスライドすると3分割になります。超ワイドモニターで同じことを行うと、ウィンドウが6等分に。アプリを切り替える手間がなくなり、ワークスペースを効率的に活用することができます。Magnetはキーボードショートカット...

Alfred では div という Workflow が見つかりました。

A Workflow for the OS X app Alfred: Simple windows manager

できました。

三分の一がなさそう。自分でカスタマイズして増やす必要があるかな?
あと、ショートカットの割り当てもちょっとめんどくさいかな。馴染むように変えたりするから設定しやすい方がいい。

これは BetterTouchTool のままかな。

さいごに

試してみた結果、クリップボード履歴アプリ(Clipy)は Alfred に置き換えられそうです。

スニペットは TextExpander から脱却できるかどうか・・。今のところは不可。
脱却できれば TextExpander へのお布施($39.96 USD / 年)が不要になるので嬉しいんですけどねぇ。

ウィンドウ配置は Workflow カスタマイズすれば出来そうな気がしますが、
BetterTouchTool から乗り換えるメリットが少ない(ツールが一つ減るけど逆にメンテナンスコストが高くなる)のでそのままにします。

また Workflow 探してみて、便利そうな Workflow あれば紹介します!

ABOUT ME
rabirgo
うさぎ年(rabbit)おとめ座(virgo)生まれの rabirgo です。 2019年よりフリーランスとして活動しています。 よかったら Twitter フォローお願いします! Follow @rabirgo

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