@rabirgoです。
今月は Hulu 契約してるので、何か観といた方がいい作品ないかなと探してたら、一昔前に話題になったこれを見つけました。
総評:3.5 / 5.0
5点満点中 3.5 点 ってところでした。
あまり積極的にテレビドラマの情報を取らない私が知ってるくらいの話題作だったので期待もしてたかな。
途中で投げ出さず最後まで観れたので及第点。
でも あまり人にオススメしたいとは思えない ってところでした。
オススメできない理由は、プロット(ドラマの設定)や各話のエピソード、キャラの心情変化に 共感しづらかった からですね。
亡きお母さんへの思慕が足りない
舞台になる阿須田家は父+子供四人の五人家族で、物語はお母さんが川で溺れて亡くなってまだ仏壇もないところから始まります。
お父さんも高校生の長女も家事ができないので家政婦の派遣を依頼し、ミタさんが現れます。
相関図はこちら。
いろいろあって、お母さんが実はお父さんの不倫を発端にした自殺だったという真相があり、お母さんへの思いを口にして子供が反発したりするんですけど・・
お母さんが登場するエピソードがあまりにも少なすぎて、感情移入できないです。汗
長女と長男は真相を知って怒りだすけどそんなに母親のことを慕ってたの?って思ってしまうし
お母さんの妹(相武紗季)は姉のことをほとんど語らなくて姉への愛情感じず、なぜかお父さん(姉の旦那さん)を好きになってるし
ことあるごとに仏壇は燃やされたり写真立ては倒されたりで、ドラマ内でお母さん大切にされてない感がすごい(笑)
もっとお母さんのエピソード盛り込んで 観る側がお母さんに感情移入 しないと、ドラマのキャラがお母さんを想って怒ったりする気持ちに共感できないです。
ミタさんのキャラだけのドラマになっちゃった感じがしますね。
ちなみにミタさん(松嶋菜々子)はよかったです。
ミタさんが抱える悲しい物語と、自分が幸せになることに対する逡巡などが読み取れたし、最後の「承知しました」の表情は良かったなと思いました。
父性のないお父さん
ドラマを通じて自分が共感できたのはお父さんの言葉ですね。
「分からないんだ…」
お父さんが次女(幼稚園児)のキイちゃんから「お父さんはキイのこと好き?」と聞かれて発した言葉です。
お父さんはミタさんに「妻を愛していたか分からない、子供ができてしまったから結婚した、父親になる自信なんてなかったし今もない」みたいな主旨のことを告白します。
それなのに子供あと3人作るか?とは思ったものの(笑)
父として子供を愛するってどういうことなのか、が分からないんだろうなというのは想像できました。
私は子供いませんけど、姪2人を見てると「今はなついてくれてるけど・・成長しておっさん毛嫌いするようになったら姪として可愛がれるのかな」と思ったりします。
いわゆる無条件の愛情や父性みたいなものを、自分が持てるんだろうかという疑問です。
ドラマでは、子供が生まれたからといって自然と備わるものではなく、子供とのコミュニケーションを通じて父性を獲得する様子が描かれてたように思いますね。
年に4〜5回くらいしか会えない姪ですけど、なるだけ一緒に過ごす時間を持てば変わらない愛情を持てるようになるのかな。
さいごに
観始める前はロボットみたいなミタさんを楽しむドラマかなと想像してたけど実は結構重い話で、ライトなものを求めてたのでちょっと心折れそうでした。
ミタさんの過去が少しずつ明らかになっていくところが気になって最後まで観れた感じかな。
ところで公開は2011年なんですね。10年近く前のドラマ。
そういえばお父さんだけスマートフォンで、他の人はガラケーだったような気がします。
時代は変わって、先日実家に帰った時に妹家族が見てた「家政夫のミタゾノ」では杉田かおるが「鬼女」という設定で、そんな言葉あるんだ〜と勉強になったくらいでした。
ドラマってその時の世の中のトレンドを取り入れてるみたいだから、ドラマ観ると自分が体験できない家族や学校の話題が知れて参考になりそうですね。
今日の世界一周絶景日めくりカレンダー
イタリア続き。
ベネチア

行ってみたいですね。水の都ヴェネチア。ミラノから鉄道で2時間強で行けるみたい。
鉄道から見る景色もおしゃれそう。
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