@rabirgoです。
最近はフリーランスエンジニアということで業務改善コンサルのお手伝いをやっています。
今日ヒアリングしたチームは二つの課題を抱えてるとのことでした。
- 派遣社員の方の業務がブラックボックス
- その派遣社員の方がすぐ辞めてしまう
The 深刻
話聞いてみると「そりゃ仕方ないっす」という感じだったので簡単に紹介。
ブラックボックス化する作業
口うるさく手順書作るように教育された私には考えづらいことですが、手順書やマニュアルといった類の資料がないようです。
正確には「あるけど機能していない」かな。
なぜ機能しないのか。
軽く見せてもらったところ、ざっくりした業務名が列挙されてるだけで PC 操作手順は書いてない、言葉が曖昧、スコープが曖昧、などなど。
これがマニュアル?分かる人だけしか分からないメモじゃんみたいな印象でしたね。
そういう状況の中、細かい手順は前任者からの口頭伝承が行われブラックボックスになってるのだとか。
属人化して疲弊
マニュアルが機能しないと上記の通り口頭伝承になって明文化されず、作業の属人化が発生します。
Aさん以外はできない!ってやつですね。
しかも今回は派遣社員の方のマニュアルだったので、派遣の方が疑問に思っても正社員の方にフィードバックしづらいってことも予想されます。文句言いづらいし、自分が頑張ればいいか、的な。
これだと作業時間でカバーするしかないし、精神的にも疲弊しますね。
そして正社員の方は、派遣の方が頑張って業務を回してくれてるのであまり手を突っ込まない、ということになり悪循環が発生するようです。
そして現場がブラック化する
そんな状況と因果関係があるのかないのか確認はできませんけど、派遣の方はすぐ辞めちゃうんだとか。やってられないみたい。
すぐ辞めてしまうと前任者のノウハウも薄くなって、口頭伝承の質も下がっていくことが予想されますね。仕事が回らなくなって残業が増えるでしょう。
次は正社員の方から「前のxxさんはよかったけど今回は・・」という評価になり、人間関係も悪くなって要はブラック企業化すると。
未来予想図は割と簡単に描けますね。
さいごに
私が携わってた NTT 系の企業だとマニュアルを大事にしてた印象があります。
システム開発と並行して、マニュアル作成工程も設けてました。
それでもシステム開発してる(PC とかに比較的詳しい)我々からすると非効率に見えてしまう部分はありました。
でも今回の現場をみると「あ、いい方だったんだ」というのが正直な感想ですね。
最近 聴き始めた Podcast からこちらの Kindle 書籍を読ませてもらっても、マニュアル化の文化については認識に大きな隔たりがあるようです。
自分の強みが活かせそうな部分ではあるので研究したいと思います!
今日のミニマリスト活動
実家からもらってきてた毛布。ゴワゴワしてて使わなくなったので。
今日の早寝早起き
久しぶりに睡眠時間7時間半!