雑記

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密[映画/Netflix]

2015年米アカデミー賞ノミネート作品の「イミテーション・ゲーム」を観ました。

視聴環境は iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015) + HomePod mini x 2 で、Netflix 字幕版です。

私は楽しめました。

あらすじ

主人公はIT技術者なら聞いたことあるかもしれない「チューリングマシン」「チューリングコンプリート」アラン・チューリングです。

アラン・チューリングは、第二次世界大戦下の英国において解読不可能と言われたドイツの暗号「エニグマ」を解読したとされています。

また、人工知能の父と呼ばれることもあるようです。

映画ではエニグマの解読にアラン・チューリングが自身が(国の予算で)開発した「コンピュータ」で挑みます。

話は苦しみながらの解読成功と解読成功後のさらなる葛藤、そしてアラン・チューリングの人としての悩みと世間の目が描かれています。

戦場のない戦争映画

戦争やコンピュータの歴史に興味ある人にはおすすめです。

私の感想としては戦争って複雑だなってことと、原始的なコンピュータってこうだったんだ、ってこと。

この映画の戦争は、戦場で人がバタバタ死ぬということはありません。
アラン・チューリングは戦場ではない場所で戦争に関わり、戦場へ大きな影響を及ぼします。

次に天才数学者といえど、人として悩むことは人間的ってこと。
「天才数学者の秘密」はロジックでは解決できなかったんですね。

ちなみにロマンスもあるけど、女性うけはしないかも・・
あ、MI6 かっこいい。でも男が好きそうな感じ。
MI6 とか言ってもパタリロ的ではない(笑)

万人受けはしないかなって思いました。

暗号解読後の世界が想像できるアラン・チューリング

ネタバレなるだけ控えますが、暗号解読後のエピソードは特に戦争の複雑さを物語ってます。

アランは暗号解読後の世界をもイメージした上で暗号解読に挑んでたと言うことになりますね。

アランは他にも政治的な動きができます。大統領と直接やりとりしたりとかね。

現代ならものすごい起業家になりそう。

原始的なコンピュータ

アランが開発した「コンピュータ」は現代の CPU などありません。歯車を組み合わせるイメージ。

私は高校生の時(1992年ころ)に紙テープを使うコンピュータを使ったことあります。
それをさらに遡るとこんなイメージだったんだなと興味深かったですね。

アラン・チューリングの人間的な悩み

アランは寄宿舎時代の同級生だったクリストファーの名前をコンピュータへ与えています。
クリストファーは、頭は良いがいじめられてたアランにとって救いの同級生で、暗号解読という世界を与えてくれた存在でした。

他の意味でもクリストファーはアランに影響を与え続けることになります。

MI6 かっこいい!

MI6の諜報員スチュアート・ミンギス(マーク・ストロング)がかっこいいのが印象的。

何が起こるのか全てをお見通しで、言うことがいちいち洒落てるんですよね〜。
修辞的って言うのかな。ちょっと勉強してみたくなりました。

アファメーション

「誰も予想しなかった人物が誰も想像しなかった偉業を成し遂げる事だってある」

映画で数回出てくるこの言葉で、彼らの人生は変わります。
言葉自体は「そんなこと言い出したらさ・・」って気もするんですけどね。

最近アファメーションに興味あるので
“そんなこと言い出したら” のブロックをしないようにして記録しておきます。

さいごに

映画は数々の賞にノミネートされ、受賞しています。
また LGBT 団体から表彰されているとのこと。

万人受けしなさそうと書いたように誰にでもは勧めないけど
戦争ものでおすすめ聞かれたら挙げてみようかなって作品でした。

Netflix
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