@rabirgoです。
「一人行けなくなったので誰か行けませんか?明日の20時から3,000円の日本酒の会です」と、ある食いしん坊コミュニティで声をかけて頂いたので行ってきました、「呑くい処コウタ赤坂門」さん。
ざっくりいうと、コース料理+テーマに沿った日本酒が飲み放題、でした。
初めて聞く名前ばかりの美味しい日本酒を堪能してきました!
雄町って?
今回は「雄町」という酒米がテーマで日本酒の銘柄がリストアップされてました。私は日本酒に疎くて初めて聞いたので調べてみました。
主に岡山県で栽培されていて、山田錦や五百万石などの優良品種の親であると。
歴史が興味深いです。「伯耆大山参拝の帰路で珍しい品種の米を発見」とありますが、米を作ってないと絶対気づかないですよね。
その後は酒米としての地位を築くものの
丈が1.8mと他品種に比べて高いため台風に弱く、病虫害にも弱かったため、栽培に手間がかかり難しいため次第に生産量が減少。雄町を改良した品種である山田錦に取って代わられた。
とあり絶滅の危機を迎え
しかしながら山田錦とは違う香りと味わいを持っている
ことから復活した、ということのようです。
こちらに稲の長さが比較されている写真も掲載されてました。なるほど、かなり長いようですね。
飲ませて頂いた日本酒リスト
ボケボケですが、メニューです。
料理は前菜1、前菜2、メインがあり、食べ終わったタイミングで取り替えてもらう感じです。
お酒は日本酒の銘柄が4種類リストアップされていて、この中は飲み放題とのことでした。ただ、後半になると「無くなりました」ということで飲めないお酒も。汗
醸し人九平次(愛知県、純米大吟醸 雄町)
ビールを飲み終えて日本酒行きましょうとなり、店員の方へ「どれから飲むのがオススメですか?」と聞いたらこれをとのことでした。
香りを楽しんでくださいとのことで、香りを味わってみます。表現が分からないのですが、すっきりとした甘さを想起させるような香りで、飲んでみるとやはり軽い甘味のようなものと、口の中にも香りが広がる感じで美味しい..!! 私の好きな味です。
開運(静岡県、純米 雄町)
香りはさほど感じず、飲んでみると辛口というほどではないですがスッキリした感じでした。少し酸味が残るかなという印象です。
廣戸川(福島県、純米吟醸 雄町)
正直印象に残ってないです。汗
開運と似てたような・・ぐらい。最後に頂いた銘柄の印象が強すぎて忘れてしまいました。
菊姫生酒(石川県、生原酒 山田錦)
メニューから4種類目の「御前酒 岡山県、純米 雄町」をオーダーしようとすると「すみません、他のグループの方が飲み干してしまわれました」とのこと。笑
代わりにこれ出します!と言うことで出てきたのが「鶴乃里生原酒」でした。
これは、すごかった。
香りが良く、飲むと九平次のようなすっきりした甘味があって あぁこれも美味しい と思うんですが、その後になんとも表現できない複雑な味が残るような気がしました。
生原酒ということで、2回の火入れを行ってないそうです。複雑な味を感じたのはそのせいでしょうか。
お会計
会計は別の方にして頂いたので正確な数字が分かりませんが、3人で 11,500円弱でした。おそらく日本酒+食事のコース(事前に3,000円と聞いていた)と、ビールに消費税が入って 11,340 円ぐらい。
食事はおつまみ程度と少なめなのでお腹いっぱいになりたい人は事前に何か食べてきた方がいいと思いますが、このクオリティの日本酒飲めるなら満足価格だと思います!
イベントの告知はしてないらしい
今回はイベント価格だったとのことですけど、不定期開催で告知は行っておらず、思いついて準備ができた時に、お店にいらっしゃった方へ案内するようなスタイルだそうです。
確かにちょっと難しいかもしれませんね。上記のように希少な銘柄を出してくれているようなので、入荷の目処がついたらということになってしまうんだろうなと想像します。
最後に
実はあまり日本酒は飲まないようにしてます。なぜならひどい二日酔いなど色々失敗してるから。笑
でも今回は適切な酒量だったのと、チェイサー(水)を飲みながらだったということもあり目覚めはスッキリでした。
こうやって飲んだ銘柄を調べてみると、今の時期ならではの希少な銘柄が出回ってるんだなと感じています。日本酒ファンにとっては「シーズン」なのかもしれませんね。ちょっと日本酒のディープな世界に足を踏み入れてみたくなってます。日本酒沼やばそうですが。笑
4月にまたやるかも、とのことだったので聞きつけたらぜひまた行きたいと思います!